宮田村風景
2012年10月20日15時07分31秒

静寂な雰囲気の「濃ヶ池」は、日本にほとんどない貴重な氷河湖の一つです。土砂流入の影響で年々小さくなっています。
この池には、宮田村で暮らしていた「お濃」という娘に関する伝説が二つ残っています。そのうちの一つは、お濃のもとに夜になると訪ねてくる若い男にまつわるお話です。この二人は親しい仲になったそうですが、ある日突然いなくなってしまったそうです。お濃はこの男を探し続け、気が付くと、この池にいたそうです。すると水面に男の姿があらわれたため、お濃はうれしさのあまり飛び込んでしまい、そのまま戻ってこなかったそうです。この男は、池の主である蛇(龍という説もあります)の化身といわれています(宮田村誌下巻より)。
伝説の地にふさわしい幻想的な光景に出会うためには、頂上山荘から73分ほど歩く必要があります。十分な装備でお越しください。
宮田村濃ヶ池(中央アルプス)
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