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  • 執筆者の写真天野 早人

令和5年度宮田村戦没者慰霊祭

2023年4月27日、宮田村社会福祉協議会主催の令和5年度宮田村戦没者慰霊祭に出席し、崇敬者代表で「慰霊のことば」を申し上げるとともに献花をさせていただきました。

慰霊のことば

本日ここに、ご遺族ならびに関係者の皆様のご参列の下、宮田村戦没者慰霊祭が厳粛に開催されるにあたり、謹んで慰霊のことばを捧げます。


凄惨を極めた先の大戦において、ふるさと宮田村を離れ、戦渦に倒れられた方々のご無念に思いを馳せる時、万感胸に迫るものがあります。また、愛する肉親を奪われ、深い悲しみの中で、永い苦難の道を歩んでこられたご遺族の皆様に、衷心よりお見舞いを申し上げます。


今年は、第二次世界大戦の終結から七十八年を迎えることとなります。しかしながら、武力衝突は世界各地で絶えることがありません。特に、新型コロナウイルス感染症により、世界の人々の生命や生活が大きな打撃を受ける中ではじまったロシア連邦によるウクライナへの侵略は、世界の恒久平和を脅かし、経済活動の混乱を深刻化させる事態となっています。


宮田村議会では昨年三月、ロシア連邦に対してウクライナからの即時かつ無条件の撤退を求めるとともに、日本政府に対しては国際社会と歩調を合わせ、平和的解決に向けたあらゆる外交努力を行うよう、強く要請する決議を行いました。


今日の社会が、戦没者の方々の犠牲の上にあるという認識の下、これまで以上に安心して幸せに暮らすことができる国を、足元の宮田村から築き上げ、世界平和に貢献することが、わたくしたちに課せられた重い責務であると考えます。


結びに、御霊のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして、慰霊のことばといたします。


令和五年四月二十七日

宮田村議会議長 天野 早人

宮田人
​天野早人

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