令和6年度宮田中学校卒業式
- 天野 早人
- 3月19日
- 読了時間: 2分

2025年3月19日、宮田中学校で卒業証書授与式が挙行され、祝辞を申し上げました。93人の卒業生の皆さんに心からお祝いを申し上げます。
祝辞
名残の雪が、喜びと寂しさを感じさせるこの佳き日に、宮田中学校から巣立つ九十三人の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんが小学校と中学校に通われた九年間を振り返ると、新型コロナウイルス感染症による行動制限や、地球温暖化による異常気象の頻発、昨年一月一日に発生した能登半島地震など、予測できなかった事態が、たくさん起こりましたが、一人ひとりのたゆまぬ努力と団結により、勉学やスポーツ、文化活動に向き合い、たくましく成長されました。本日ここに、義務教育の課程を修了されましたことを、心からお慶び申し上げます。
総合的な学習の時間の集大成として実施された「子ども議会」では、宮田村を想い、活性化を願うCM大賞参加への企画立案、宮田球場の改修案、商店街の活性化、みやさんバッジガチャの設置など、鋭いご質問、ご提案をいただき、ありがとうございました。ご提案の一部については事業化させていただきましたが、引き続き、皆さんの世代の想いも大切にしながら、村づくりを進めてまいります。
さて、宮田村出身の哲学者、唐木順三先生から宮田中学校へ贈られた、「山と語り、流れに思い」の石碑が玄関にあります。「自然の中で、生かされていることに感謝し、ふるさとを誇りに思いながら、精一杯人々のために生きていこう」という、唐木先生から皆さんへのメッセージが込められています。
宮田村の未来は、皆さんの手の中にあります。これから先、さまざまな道へと進まれ、夢を実現するため、ふるさとを離れることもあるかもしれませんが、いずれは、皆さんの若さと情熱で、次の時代の宮田村を創っていってほしいと、心から願っています。五年後には二十歳の会がありますが、元気に活躍される皆さんの姿を拝見できることを、村民誰もが楽しみにしています。
ご列席のご家族の皆さま方におかれましては、お子様の晴れの姿に、感激もひとしおのことと、ご拝察いたします。心よりお祝い申し上げます。
結びに、校長先生をはじめ、熱心に御指導いただきました先生方、職員の皆さま方には、深甚なる敬意を表し、感謝を申し上げますとともに、本日ご臨席の、すべてのみなさまのご健勝、ご多幸をご祈念申し上げ、祝辞といたします。
令和七年三月十九日
宮田村長 天野 早人
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