懸案だった議会評価への外部評価(村民評価)の導入
2023年3月31日、前年2022年(令和4年)を対象とした宮田村議会評価報告書がまとまりました。2019年から懸案となっていた外部評価(村民評価)を導入しています。
宮田村議会の議会評価は、宮田村むらづくり基本条例の制定を踏まえ、議会改革の進捗管理と継続性担保を目的として、2016年に導入したもので、毎年実施している制度です。幾度かの改正を経て、基本条例の議会関連条項ごとに議会の取り組みを分類し、内部評価する仕組みとして取り組んできましたが、今回、宮田村議会むらびと会議の一般委員の皆さんによる村民評価を導入しました。また、村民評価を導入するにあたり、評価基準を「十分達成している(5点)」、「やや達成している(4点)」、「どちらともいえない(3点)」、「あまり達成していない(2点)」、「まったく達成していない(1点)」の5段階に改めました。
議会による評価と村民による評価の点数差を比較すると、村民による評価が議会の評価を上回ったのは、「議員間の討議を通じて、議論を尽くした合意形成に努めているか」、「村民への説明責任を果たしているか」、「議員として政治倫理を自覚し信頼確保に努めているか」、の3項目でした。一方で、議会の評価より村民による評価が下回ったのは7項目あり、特に差が大きかった3項目は、「村民に開かれた議会運営がなされているか」、「公正性・透明性・信頼性を確保できているか」、「議会として防災・危機管理体制の整備に努めているか」でした。評価シートには、村民による評価に対する議会としての所感を記載してあります。
なお、議会評価の結果を踏まえ、4月12日に開催予定の議会運営委員会において、議会内の各組織ごとに諸課題の改善に向けた具体的対応への着手について確認することになっています。
■宮田村議会ホームページ「宮田村議会議会評価報告書(評価対象年2022年)」【PDF】
Comments