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  • 執筆者の写真天野 早人

議会への中学生職場体験学習の受け入れ

更新日:2022年8月20日

中学2年生の3人が議会活動・議員活動を体験

2022年7月5日、6日の2日間、宮田村内の様々な事業所において、宮田中学校2年生の職場体験学習(総合的な学習の時間)が行われています。今回、3人の生徒さんを議会で受け入れることになりました。


宮田村議会としては、2018年から、将来を担う中高生を対象とした主権者教育に力を入れてきています。これまで中学3年生に「子ども議会」の事前学習としての議会講演会、中学1年生のキャリア教育の講座、高校生を対象としたむらびと会議委員の委嘱に取り組んできましたが、中学2年生の職場体験学習を受け入れるのは今回がはじめてです。議員が交代で対応することにしています。


初日は、議会の施設見学、タブレットの操作説明、議会の歴史や役割に関するレクチャー、広報広聴活動に関するレクチャー、議会だよりに使うカット写真を撮影するための村内めぐり、廃棄物最終処分場問題に関わる水質検査(議員のボランティア活動の一環)など、を体験していただきました。明日は、常任委員会に関するレクチャー、福祉文教委員会の現地調査への同行(道中、宮田宿も見学しながら)、議会事務局の仕事の体験などを予定しています。2日間の体験をとおして、議会のことを少しでも身近に感じてもらえれば幸いです。


なお今日は、今年6月に中学3年生の議会講演会で実施したアンケートの集計作業も体験してもらいました。アンケートの中身は、ローカルマニフェスト推進地方連盟の調査結果を参考にした「議会の印象」についてと、WorldValuesSurveyの調査結果を参考にした「これからの社会の問題に対して誰が責任を担っていくべきなのか」について、尋ねたものです。


特に、「これからの社会の問題に対して誰が責任を担っていくべきなのか」という問いについて、18歳以上の日本人を対象とした調査結果は、「国が責任を持つべき」が71.4%、「個人が責任を持つべき」が25.6%だったのに対して、宮田中学校3年生の回答は「国が責任を持つべき」が52.1%、「個人が責任を持つべき」が39.7%という結果でした。他の先進国と比較すると、イタリアとフランスの中間くらいの数字です。あくまで参考程度に実施したものにすぎませんが、中学生の皆さんが社会で活躍されるようになる頃、世の中の価値観は大きく変わっていくことになるのかもしれません。


【参考文献】電通総研、日本リサーチセンター(編)、2008年『世界主要国価値観データブック』、同友館。下記グラフの作成にあたり、先進国のデータを抜粋しました。各国のデータは全国18歳以上の男女(面接調査)で、調査時期は2005年から2006年。


宮田人
​天野早人

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