長野県内23町村議会で情報交換を初実施
2019年10月7日(月)、宮田村議会主催の「第5回町村議会改革シンポジウム長野inみやだ」を宮田村民会館で開催しました。長野県内23町村の議会議員と議会事務局職員、さらには宮田村民の皆様をあわせて280人に参加いただくことができました。おかげさまで、過去最多の参加者数となりました。
このシンポジウムは、県内の町村議会議員や議会事務局職員が自主的に集い、お互いの議会改革から学び合うことを目的にスタートしたものです。2016年7月と2017年1月には上水内郡飯綱町議会主催で、2017年7月と2018年5月に北佐久郡軽井沢町議会主催で開催されてきました。
第5回の節目となるシンポジウムを宮田村議会主催で開催するにあたり、3部構成で計画させていただきました。
第1部の基調講演では、明治大学名誉教授の中邨章先生にお願いしていましたが、諸事情で急遽、明治大学講師の廣瀬和彦先生にご来村いただきました。廣瀬先生からは、定数や報酬、議会事務局の体制、政務活動費、議会懇談会を含めた議会のあり方全体について、分析した様々なデータをご紹介いただき、議会のこれからを考えるヒントを得ることができました。
第2部では情報交換を行いました。1グループ6人から7人で、35グループごとにわかれ、事前にご協力いただいたアンケートの結果を参照しながら、「議員の成り手不足」と「議会の広聴活動(説明会・報告会・意見交換会)」について情報交換を行いました。短い時間でしたが、お互いの議会の取り組みや課題を共有することができたのではないかと思います。グループの司会進行は、宮田村議会だけでは足りないため、飯綱町議会と軽井沢町議会の議員の皆様にもご協力いただき、スムーズに進行することができました。心から感謝を申し上げます。
第3部のまとめでは、地方議員におなじみの専門誌「月刊ガバナンス」の千葉茂明編集長を講師としてお迎えし、全国各地の議会改革の先進事例をご紹介いただきました。また、前段の第2部の情報交換の結果を共有するため、グループの進行役の代表者3人に登壇いただき、千葉先生の進行でパネルディスカッションを行いました。自分のグループ以外でどのような意見交換が行われたのか、共有ができたのではないかと思います。
これから先、議会の機能をどのように強化していくのか、住民との距離をどのように縮めていくのか、なり手をどのように育てていくのかなど、議会が抱える課題は広く深いものばかりですが、本日のシンポジウムで得られた知見を議会の一層の機能強化につなげていきたいと思います。
準備と運営において、何かと行き届かぬ点もあったのではないかと思いますが、共催の飯綱町議会と軽井沢町議会の皆様、ご参加いただいた県内各地の町村議会議員と議会事務局の皆様、そして宮田村民の皆様に心から感謝を申し上げます。
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