2018年9月議会定例会一般質問の概要報告
2018年9月12日、宮田村議会定例会本会議において一般質問に立ちました。質問と答弁の要旨を報告します。
行政評価制度の効果的な活用
●質問[行政評価制度の目的とは何か。]
○答弁(村長)[行政運営の状況、各事務事業のコスト、成果などを明らかにすることで、行政の透明性の確保や村民に対する説明責任を果たす役割も担っている。常に村民の皆様の目線に立つことを意識し、村民の皆様のための行政運営の目的、実現を目指している。]
●質問[わかりにくい評価の基準を見直す必要があるのではないか。]
○答弁(村長)[今のものが永遠にベストということはない。もう少し表現をわかりやすい表現、それから項目等について見直すことは大変いいことだと思う。]
●質問[宮田村むらづくり委員会と宮田村行政評価委員会でそれぞれ外部評価が行われており、違いがよくわからない状態になっているが、両者の任務は実質的にどこが違うのか。]
○答弁(村長)[事務事業の内部評価、外部評価、総合計画の施策評価が評価のための評価と、3つ存在している。各評価をよく読まないとわかりにくく、若干重複的なところも顕在化しており、非常に悩みが多い。]
○答弁(みらい創造課長)[むらづくり委員会では毎年評価をする必要はないのではないかという意見も出ており、そのサイクルについても再度検討し、むらづくりのための提言や意見を出していただくことにに重きを置いてもらうような形も考えながら、再度検討させていただきたい。]
広域行政との関係性の再確認
●質問[伊南行政組合の今後のあり方に関し、「そのほか広域的に重要な課題で組合長が必要と認める事項に関すること」を組合規約に追加してはどうかという動きがある。この条文では、組合長が重要と認める事項はすべて対象となるとの解釈ができる。基礎自治体の立場としては再考すべきであると考えるが、宮田村長としてどのように考えているのか。]
○答弁(村長)[基礎自治体の役割と責任を果たしながら、変化する社会情勢や行政需要をしっかり捉えた上で、伊南による事業連携がより効果的、効率的である事業については、その仕組みづくりを模索することも基礎自治体として重要な役割であると考える。観光は伊南行政が直接手を下してできるものではないと思っている。その他必要な事項等についても、若干消極的には捉えている。各市町村議会でご議論をいただき、議会は議会なりの方向性を見出していただければ幸甚である。]
●質問[もう一つ、新たに伊南行政組合規約の中に「広域的な観光振興に関する事務」を追加してはどうかという動きがあるが、伊南地域における広域的な観光連携は、伊南行政組合という行政体ではなく、観光協会や民間が主導するDMOで取り組むという話だったのではないか。伊南とは別に上伊那の枠組みでもDMOが推進されているが、基礎自治体である宮田村としての立ち位置をどのように考えているのか。]
○答弁(村長)[宮田村の自立性、主体性、発言力の担保が大事になる。広域的な観光についても、中心地に偏る傾向があることに、特に留意していかなければいけない。地域の皆様の合意を得て、地域の稼ぐ力を引き出していくことになるわけだが、この趣旨に沿わない場合には、事業の継続が非常に難しくなると考えている。宮田村は駒ヶ岳を中心に、他の上伊那の市町村に負けないものがたくさんある。さらに発信して磨いていきたいと思う。]
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