2015年6月議会定例会一般質問の概要報告

2015年6月12日、宮田村議会定例会本会議において一般質問に立ちました。質問と答弁の要旨を報告します。
名古屋覚王山における今後の展開
●質問[職員研修の一環として、名古屋覚王山の縁日に所管室以外の職員を交代で派遣し、接客力向上や宮田村の宣伝につなげてはどうか。]
○答弁(村長)[村民はお客様であるので、役場職員の資質として接客力の向上は非常に重要かつ必要な能力になる。宮田村の魅力を村外にアピールすることは観光振興、また産業振興及び定住促進にとって必要不可欠である。したがって、具体化して各課長とスケジュール調整をし、この件は実施の方向で進めたい。]
●質問[現在委託費を出して各地で販売業務をしているが、売上や利益のバランスはどのように考えているか。今後の戦略を練るためにも、一度きちんと把握したほうがいいのではないか。]
○答弁(産業振興推進室長)[今年から委託費を上げてスタートしている。売り上げも少しずつ伸びてきているという状況にある。費用対効果を含めて検討をしていきたい。]
●質問[都市部の既存企業等と連携し、たとえば、店舗の一角に専用棚を設置するような形で、特産品の常設販売を試みてはどうか。]
○答弁(村長)[村内の企業訪問の時に、営業所が都市部にあるということで、宮田村の特産品の販売ができればとのご意見も寄せられているので、ぜひ検討して具体化してやっていきたい。多くの企業の協力により、特産品の販売はもちろん宮田村のPRができれば、大変うれしいことである。努力していきたい。]
持続可能なむらづくり
●質問[現在の宮田村が誕生してから今年で140年が経過し、来年には分立60周年を迎えようとしている。宮田村の歩みを振り返り、次世代に引き継ぐための記念事業を検討すべきではないか。]
○答弁(村長)[宮田村の歴史を次世代に伝えるよい機会だと捉えている。人間でいえば来年は還暦になり、明治から140年、大変節目が重なっている大事な年である。先人の皆様の偉業を振り返るとともに、さらにこれから300年、400年の村をどうつくっていくかを前向きに捉える中で記念事業を企画してまいりたいので、それぞれのお立場でご指導いただければ幸いである。]
●質問[実施のタイミングについては、来年度という方向でよいのか。]
○答弁(村長)[来年度にする予定である。いずれにししても早く立ち上げていかないとこれも手遅れになってしまう。]
●質問[国道153号伊駒アルプスロード問題の現状とこれからの動き。宮田村に及ぼす影響が計り知れないことを鑑み、庁内横断的な検討組織を立ち上げるとともに、特命担当係を設置し、対応を急ぐべきではないか。]
○答弁(村長)[県としては正式ではないが、平成27年度中には現地測量に入れたらと聞いているが、できるだけ早い時期に村の将来に向けた調査検討組織を立ち上げ、庁内横断的な十分な調査検討を行い、県に対して受け身ではなく、能動的な要望等を行ってまいりたい。特命担当係を設置できればよいが、現在のところ人員的に厳しいので、専任までとはいかないが、庁内の組織形態をもう一回見直す中で問題解決に対応できる体制を整えてまいりたい。近い将来的にはかなり膨大な仕事になるので、それに応じた組織化を含めて視野に入れている。現在のところは横断的な将来組織を見直して取り組んいくが、近い将来的にはきちんと組織したものでいかないとなかなか進まないと認識している。]
●質問[特命係はもう少し進んだ段階でもよいが、庁内の横断的な検討組織は、県を待っているのではなく、今から課題の洗い出し等を含めて始めたほうがいいのではないか。役職にこだわらない、もっと若い係長レベルも入れて検討していくような組織体制でいったほうがいいのではないか。]
○答弁(村長)[もちろん若い人の声も大事だと思うが、対外的なものと村民の皆様の問題を吸収する問題がある。村づくりを考える会について、特に若い皆さんが将来は村を担い、非常に大事であるので、特に委員会の中には若い皆さんも取り入れてまいりたい。また、庁内組織も年齢等フレキシブルな組織にしてまいりたい。]
●質問[宮田村のむらづくりを検討する会と国道153号伊駒アルプスロード整備促進協議会の関係性について簡潔に説明いただきたい。]
○答弁(村長)[今、現道を中心にむらづくり、まちづくりを進めてきているが、伊駒アルプスロードはいろいろな問題が出てくる。担当的にいうと、協議会の事務局は建設課、総合的なむらづくりはみらい創造課。むらづくりはまず一番大きな問題である。]
●質問[村づくりを検討する会がみらい創造課で、整備促進協議会が建設課で担当していくということだが、二つの組織は対等な関係であるのか。]
○答弁(村長)[基本的には道路の問題ではなくてこれはむらづくり、まちづくりの問題だと思っているので、組織でいえばどっちが偉いということではないが、総括的にまとめていくのはむらづくりのほうだと考える。]
●質問[みらい創造課と建設課との関わりがわからない。心配しているのは、みらい創造課がキャパ的に最近非常に多くの業務を担い過ぎている。二つの課の関係性あるいはみらい創造課のキャパの問題は大丈夫なのか。]
○答弁(村長)[いずれにしても組織強化をしなければいけない。組織の順序のことについて余り明確に申し上げるのは差し控える。いずれにしても今キャパがいっぱい以上にあふれている。それは認めるいるところであるので、それも含めて考えの中にはあるのでご理解いただきたい。]
●質問[長年、宅地や工場の土地不足と空き家の増加が課題となっているが、良好な生活環境を保全するためには、計画的な土地利用を図る必要がある。宮田村の土地利用の現状をどのように捉え、今後どうすべきであると考えるか。]
○答弁(村長)[これまで国土利用計画宮田村計画を基本に、都市計画マスタープラン、農業振興地域整備計画などの個別での調整を図りながら土地利用を進めてきた。特に宅地開発は、宮田村土地開発公社や民間事業者による開発が進められ、人口増加には大きな成果があったと考える。一方、村の中心部を初めとする空き家、空き地の増加は全村的な大きな課題であり、その対策も必要である。空き家バンクも設置が有益的に機能するように力を入れていきたい。また、人口減少社会が進行する中で、活力ある宮田村づくりのためには人口維持も必須条件である。移住定住対策としての宅地開発を民間事業者と連携して実施していくとともに、優良農地を保全しながら都市計画用途地域内、まだ十分機能できていないが、都市計画用途地域内への開発誘導を基本にして、土地利用を進めていく必要がある。また、移住・定住した皆様の村内における雇用の場をつくり出すことが今後の村づくりに非常に重要である。働く場がないと人は帰ってこないが、新たに企業誘致がスピード感をもって行えるように一定の工業用地を確保していきたい。制約された場所に限られてくると思うが、検討してまいりたい。]
●質問[1970年からずっと同じことを唱えながら来たわけだが、結果として有効な策を打てないまま、今日に至ってしまっている。当然、用途地域内に誘導してもらわないと困るわけだが、そのためには何らかの補助制度や優遇制度で誘導することを検討しなければ、計画図どおりにはいかないのではないか。]
○答弁(村長)[今ちょっと即答はできないが、それは一つの有効な手段だと認識している。]
●質問[今年度さまざまな計画づくりが進められているが、特に、宮田村第5次総合計画後期基本計画、国土利用計画宮田村計画、宮田村景観計画等と、宮田村まち・ひと・しごと創生総合戦略の互換性、各計画の推進体制について、どのように考えているか。]
○答弁(村長)[第5次総合計画後期基本計画また国土利用計画は相関性があるが、来年1月に議会全員協議会で説明するなり意見をいただくよう進めている。また、宮田村まち・ひと・しごと創生総合戦略は、9月にできるように進めている。戦略は後期基本計画にも反映させたい。また、国土利用計画宮田村計画は、総合戦略の実行に必要な土地利用を考慮して計画するものであるので、総合計画にも反映していく互換性のあるものである。また、景観計画は平成28年度に景観行政団体移行を目指しているわけで、現在策定作業を進めているが、策定委員会等において出された議論の中で、この中で総合戦略、総合計画に反映できるものがあるので、これは調整、反映していかなければならない。各計画の推進体制は、総合戦略において政策分野のもとに重要業績評価指標や目標指数の実現に向け、PDCAサイクルにより管理して推進していくことになる。また、総合計画等は、これまでと同様、内部評価はもとより、住民評価を受けながら進捗管理を行ってまいりたい。現状は大変窮しているが、総まとめはみらい創造課がやっている。建設課もタッチしているし、それも含めてさらに調整する問題と、マンパワーも考慮しながら、さらに道路の問題もあるので、考えてまいりたい。]
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