top of page
  • 執筆者の写真天野 早人

子どもとインターネット、国道153号伊駒アルプスロードの行く末(一般質問)

2014年3月議会定例会一般質問の概要報告

2014年3月12日、宮田村議会定例会本会議において一般質問に立ちました。質問と答弁の要旨を報告します。


子どもとインターネット


●質問[2011年の「2014年2月に宮田村で小学校高学年と中学生を対象とした携帯電話とインターネットについてのアンケートが行われた。インターネット上で知り合った人と実際に会ったことがあるかという問いも含まれているが、結果をどのように分析しているか。]

○答弁(教育長、教育次長)[小学校で自分専用の携帯電話あるいはスマートホンを持っている生徒は12.2%、家族と共用のものが13.3%、持っていない生徒は73.9%。中学では、自分の専用の携帯・スマホを持っているのは17.8%、家族と共用が7.9%、持っていない生徒は73%。これは保護者、子供だけの話ではなくて、大人が積極的に入っていって、それなりの指導なり決まりを持って取り組んでいかなければ大変なことになる。親子で話し合い、具体的な使用の約束を決めていくことが喫緊の課題だと認識している。インターネット上で知り合った人と実際に会ったことがある人数は、小学生はゼロ、中学生が8人であった。]


●質問[行政や家庭での取り組みが有効に機能しているのかを見ていくために、定期的な継続調査を実施すべきではないか。]

○答弁(教育長)[大変大事なことであるし、喫緊の課題である。定点的にやって、啓発というか、大事な取り組みとしたい。]


●質問[子どもの適切なインターネット利用について、学習会を開催したり、村独自のガイドブックを作成したりするなど、保護者も含めた継続的な啓発活動に取り組むべきではないか。]

○答弁(教育長)[全く同様に感じている。ネット利用、携帯利用の低迷下あるいはスマホ利用の急増により、知らない相手とのやりとりや接触等による事故、事件等がいつ起こってもおかしくない状況。さらに継続して啓発活動ができるように、学校と連携しながら、広報やホームページの活用、パンフレットないしリーフレット等を作成しながら啓発活動に努めていきたい。学校では情報モラルのカリキュラムの更新等も支援していきたい。アンケート結果等を公表するとともに、学校、PTA、教育委員会の三者が具体的に集まって今後の対応を協議する場を設けていきたい。]


国道153号伊駒アルプスロードの行く末


●質問[国道153号伊駒アルプスロードのルート決定が延期された経緯の詳細。]

○答弁(村長)[今まで、平成26年3月末までにルート決定をすると申し上げてきたが、あまり県のほうが進んでいないということで、こちらのから県に確認した。今までは、ルート決定後に環境影響評価を行ってきたが、環境影響評価の手続が改正され、ルート案が複数ある場合、ルート決定前に環境配慮書を作成しなければならなくなったということである。この配慮書の作成に相応の時間を要するため、ルートの決定時期が遅れるということである。これ以上深いことは現在のところ把握できていない。]


●質問[これまで継続的に伊駒アルプスロードの議論をしてきたはずだが、いつの時点で環境影響評価が変わったことが判明したのか。]

○答弁(建設課長)[平成23年度に国で改正がされた。しかしながら、その時はまだ通達という形であり、法実施がなされなかったということのようである。法実施がなされたのが平成25年4月ということで、今年度になったと聞いている。昨年12月か今年初めに、伊那建設事務所から何らかの方法で首長会議を開くよという連絡が来ると待っていたがなかったので、伊那建設事務所のほうに尋ねた。どのぐらいになるかもわからないということで口頭で聞きまして、ことしの1月20日に伊那建設事務所のほうに出向きまして再度確認し、はっきりした。]


●質問[国道153号伊駒アルプスロードのルート決定にむけた今後の具体的な日程。]

○答弁(村長)[何も出てこない。ただ、遅れていることを、県もそれでよしとしているわけではない。県のほうから何らかの文書は出ていると思うが、いずれにしても環境配慮書が出てこないと、大きな判断材料の一つになるので、これは大切にしなければならないので、誠に申し上げにくいが、明示できないというのが現在の状況である。]


●質問[どうしてこういうことになったのか、住民の皆さんに説明すべきではないか。一度広報等で説明すべきではないか。]

○答弁(建設課長)[伊那建設事務所として、昨年度まで行っていた住民検討会の結果の資料をもとにルート決定の時期の延期を記載して回覧をさせてほしいということである。また、あわせて伊那建設事務所のホームページにも記載をし、延期ということを広く周知をするということの回答があった。]


●質問[村独自で取り組む影響低減手法検討業務の進捗状況と活用方法。]

○答弁(村長)[ルートごとにメリットとデメリットの拾い出しが終わり、特にデメリットに対してどのように対応していくかという方針を現在まとめている。活用については、最終的には首長懇談会の中で村の意向が配慮されるように提言するが、その前に、議員、区長会、それぞれの要望がある皆様方に公開してまいりたい。今、詰めの段階である。]


●質問[影響低減手法検討業務は、いつまとまるのか。]

○答弁(建設課長)[委託の期限が3月20日であるので、それまでにはできる。今の段階で原稿が出てきており、あと文言の訂正等も若干含めてまとめ上げるという形のところまで来ている。]


●質問[宮田の将来を左右する重大な問題であるので、みらい創造課あたりが全庁的にこの問題に取り組んでいったほうがよいのではないか。今後の取り組み方についてお尋ねしたい。]

○答弁(村長)[現在は、どういう手法をとるかということはまだ決定していないが、全庁的にしっかり議論を重ねなければいけない問題だと思う。村づくりの問題、商工業の発展の問題、それから農地の問題も絡んでくるので、庁内も課長を中心に、みらい創造課もあるが、全庁的に取り組まなければいけない。住民の皆様方に検討する、説明する場を設けていきたいと考えている。]


●質問[地元である宮田村が住民意向調査を実施し、主体的に国や県に働きかけるべきではないか。前回、私の一般質問の中で、村長は100%やるとは申し上げられないが、選択肢の一つとして考えているというような答弁があった。それからまた3ヶ月経ったが、今は最終決定の方法についてどのような考えを持っているのか。]

○答弁(村長)[事業主体である県が最終決定はするが、もちろん宮田村の大切な土地を通る問題であるので、当然、宮田村の地元の意向はもちろん尊重されるものだと思っているし、そのとおりになると思う。意向調査も1つの方法であるが、まだ決めていないので、もう少し時間をいただきたい。]

雪害に対する危機管理

●質問[村道の総延長がのび続け、除雪が求められる面積が増え続けているが、効率的な除雪をどのように進めていくのか。雪害に対する図上訓練を実施したり、住民と共有できるマニュアルを整えたりする必要性があるのではないか。]

○答弁(村長)[大変いろいろ問題点があったが、今、各セクションでそれぞれの問題点を抽出して集めている。今月末までに全部集め、総務課で集約し、問題点を見える化する。その次にその問題点を潰していくためのマニュアル化し、村民の皆様に徹底していく。図上訓練も非常に効果があると思っている。やっていきたい。いずれにしても、9月の防災訓練だけではだめだと私は思っているので、もうちょっと強化していきたい。]


●質問[災害対策本部をつくったが、その時の会議記録等は全部とってあるのか。]

○答弁(総務課長)[特別、会議記録という形では残してないが、情報として入ってきた内容、こちらから指示した内容など、メモという形ではまとめてある。]

宮田人
​天野早人

bottom of page